理工系は仮説思考

理工系は仮説思考の問題解決を行っている。

 

私が学生の研究室時代に学んだ最も大きな財産の一つはこの仮説思考であった。

―所属していたチームはマスター2年目の先輩と共同研究として携わって下さっていた企業の方の3名だった。先輩も企業先の方はユニークな方であったが、研究室時代ユニークなメンバーばかりだったのであまり気にならなかった―

そこで徹底的に仕込まれたのは論文・レポートの書き方であり、それこそが仮説思考そのものであった。初めに、結論は何なのか?そしてその結論のベースとなる仮説。その上で、その仮説を裏付ける実験データや理論が続くといった流れである。短いレポート提出時や打合せ時にはしつこいくらいに指導を受けた記憶をしている。それが体に染み付いており、今振り返るとても大きな財産を頂いた気がする。

 

ビジネス場面も全く一緒だと思う。

 

1.結論(-仮説-バックデータ)

2.行動

3.フィードバック

 

研究分野ではこの思考サイクルがビジネス分野に比べて時間軸が異なるという点のみ付け加えておくが、改めて、仮説思考・理工系思考をベースに進めることはとても大事だと思う。

 

 

但し、この思考を家族内(特に夫が妻の話を聞く際)に多用すべきでないということをくれぐれも留意しておきたい。