Guam は今後どのような観光業を発展させていくべきか

休暇をとりグアムに行った際に、韓国人と台湾人の旅行客数が増えていると実感し、グアムの今後の観光業について考えてみた。

 

まず、グラフを見てわかるように、Guamの国別旅行客数の推移は大きく変化してきている。Guamの外国人総旅行客数は2005年以降、120万人前後で推移していたが、2011年以降から徐々に増加しはじめてGuam当局の発表によると2015年には140万人を超えたとのこと。一方で、日本の旅行客数は2010年には年間90万人近くおり全体の75%以上を占めていたが、2014年にはその割合は60%程度にまで落ち込んでいる。そして、アジア圏からの観光客数は増加しており、特に韓国からの旅行客数、また、台湾・中国からの旅行客数は年々増加してきている。

 

こうした背景から、これまでは日本人を主にターゲットとしたプロモーションや日本人に合わせたサービスなどを行ってきたが、今後は日本以外の韓国・台湾および2013年からビザが不要になったロシアからの旅行客を取り込んでいく取り組みが必要になってくると思われる。

 

ただ、グアムの課題はリゾート地としてのステータスの低さではないだろうか。よって、カンクンやドバイといったレベルまでは要求されないであろうが、例えば、HiltonSheratonのあるTumuning地域を中高級リゾートエリアにしてブランド化(地域名のブランド化)するなどして、富裕層に近い層が訪れるようにしていくのは良いのではないだろうか。